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我が家の「七五三」の思い出

 私は神奈川からこちらに嫁ぎました。始めから両親と同居しておりましたので、こちらの土地のやり方をひとつひとつ覚えなければなりませんでした。

 そのひとつに子どもに関わること・・・お宮参りから始まり、「七五三」には驚きました。
 こちらでは、子どもが生まれるとすぐに”農協会館”のようなところに「七五三」の申し込みにいくのです。
 実はこのあたりは最初の子の七五三は男の子も女の子も七つの時に、ミニ結婚式のようなお祝いをします。ですから、7年後のために場所取りをしておくのです。現在では少なくなったようですが、息子が生まれた18年前では当たり前のことでした。
 我が家は、隣で主人の弟が”ちゃいなはうす”という中華レストランを経営しておりますので、そちらの宴会場で行いました。招待客は、近所、組合、親戚、兄弟、親・・・など総勢80名ほど・・・。私の育った神奈川では家族だけで神社におまいりして写真をとる簡単なことでしたので、私の両親も驚きのことでした。

 メインは子どもたちの出し物・・・。我が家では隣のいとこのお姉ちゃんが当時5年生で、普段から面倒見がよく「一緒に太鼓をやろう」ということになり、子供たちだけがわかる”マーク譜面”を作ってオリジナルの曲を披露しました。
 太鼓を披露したのは、5年生と妹の2年生のいとこ、そして我が家の1年生の息子の3人でした。このトリオ、仲がよいからかとても息が合って、招待客の方から「プロに習ったの?」とおっしゃていただけるほど、子どもが考えたオリジナルな曲には思えませんでした。
 ( 残念ながら、その後このトリオが太鼓を演奏することはなく、あの七五三で満足してしまったようでした。)

 このお披露目は子どもがおかげさまでこのように元気に育ちました・・という報告とともに私たち親も何とか”親業”をやらせていただいております・・という感謝を伝える儀式のようなものですね。当時は「大変だった・・」と思っておりましたが、今となってみると本当によい思い出です。
 アルバムを久しぶりに見ていると、そろそろ子離れの時期が近づいていることの寂しさを感じます。
by 1narushimanoie | 2008-11-02 12:30